ウルフオブ・ウォールストリートの奇妙な魅力・営業力とカリスマ性の考察

人生のたびびと

“ウルフオブ・ウォールストリートの魅力 “

“映画から読み取れるカリスマ性と営業力”

この2点について深く語っていきたい。

「ウルフオブ・ウォールストリート / THE WOLF OF WALL STREET」

レオナルドディカプリオ演じるジョーダンベルフォートがブラックジョーク満載なコメディ

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セックス、金、権力、ドラッグ。現実とは思えない衝撃的な実話を映画化したのは巨匠マーティン・スコセッシ監督だ。レオナルド・ディカプリオが演じたのはニューヨークに住む、富と名声に貪欲な若手の株式ブローカー。不正が横行し果てしのない欲望が渦巻く街に住むその男の名前はジョーダン・ベルフォート。

〜あらすじ〜

学歴や人脈もないまま、22歳でウォール街の投資銀行で働きだしたジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)。巧みな話術で人々の心を瞬く間につかみ、斬新なアイデアを次々と繰り出しては業績を上げ、猛烈なスピードで成り上がっていく。そして26歳で証券会社を設立し、約49億円もの年収を得るまでに。富と名声を一気に手に入れ、ウォール街のウルフという異名で呼ばれるようになった彼は、浪費の限りを尽くして世間の話題を集めていく。しかし、その先には思いがけない転落が待ち受けていた。https://movies.yahoo.co.jp/movie/346630/

解説と感想

この映画は、賛否両論、好き嫌いが非常に激しく分かれる作品です笑

視聴に注意が必要なのが、欲の深さをかなり再現した映画なので、

はっきり言って過激なシーンしかないです。笑

酒に薬に女、

人間の欲求を派手に表現する当作品、

そんな人間の欲深さを表現する映画ですが、

細かいポイントや発言を押さえていくと、彼らがなぜ成功し、時代のトップランナーに駆け上がったのかが、はっきりわかります。

ジョーダンが証券社会に惹かれたのは、ある男の存在と、その環境だろう。

マーク・ハンナ(役マシュー・マコノヒー)とのランチと彼の指揮する証券部隊を目にしたジョーダンは、一気に目を輝かせることになる。

証券市場に魅了されたジョーダン

”金は、暮らしを良くしたり車や女だけではなくいい人間になれる。

教会や政党への寄付、絶滅危惧種だって救える。”

”金の声を聞きたければ株屋の営業フロアだ。”

汚い言葉の応酬、ジョーダンはまるでキマるようにに一瞬で魅せられた。

駆け上がろうとした矢先に最大の挫折

これから人生がスタートするんだと、動き出したジョーダンであったが、

突如訪れた一報により最大の証券会社が潰れ、ウォール街へ捨てられた。

生活に困ったジョーダンは、奥さんと質屋に売りに行こうかを話し合う。

ある新聞記事の中で、一つの求人票を見つけた。

そう、株屋の仲買人だ。

古びた、株屋の投資センターで、聴こえる会話は3セント。100万ドルの話はどこへやら。

 

最大の証券会社の手数料ロスチャイルドは1% 老舗株屋の手数料は50%。

手元に残る金にジョーダンは鋭い目を光らせて、得意のアプローチトークで会社内、顧客を魅了していった。

50%の手数料と、ずば抜けた営業トークを武器に

みるみる稼いでいくベルフォートに、後の相棒ドニーが声をかけてきた。

”なあ あの車あんたのか?”

ジョーダンの月収を聞き、即座にあんたの元で働くと決めたドニー。

その後も、一癖も二癖もあるメンバーを引き入れる為、会合を開く

会社の運命を決める創業メンバー、後の役員達だ。

成功への最大のヒント

ここで有名なシーンがある。 ベルフォートと売人の営業シーンだ。

この売人はなんでも売っちまうんだ、

”なんでも売れる?”

”じゃあこのペンを俺に売ってみろ” と売人に声をかけるジョーダン。

その中で、売人は圧倒的な営業を見せつける。

ただ一言。

売人  ”名前をかけ”

ジョーダン ”ペンがない ”

”需要と供給だ”

 

営業トークの中でこれほどシンプルな話はあるだろうか。

需要と供給、需要が存在するから、必要な供給が動く。

そのポイントを理解することで、世のサービスは大きく動くだろう。

車と顧客、住宅と顧客、株と顧客、

需要にフォーカスを当て、ピンポイントで供給を提供する。

それが彼らが成功する、ヒントの最大部分であろう。

大成功を収めたジョーダン

ガレージの中での営業から、ジョーダンの敵を仕留めるマニュアルにより、会社は急拡大していった。

”客より先に喋ったら負けだ”

大きくよりド派手にギャングのように勢力を拡大していった。

特攻部隊のように、電話の応酬、ド派手なパーティ、金を生んでいき、その名を轟かせていった。

薬やアルコール、女と派手に暴れ過ぎたジョーダンは、

FBIの捜査やスイスの銀行とのやり取りの中で、表面上の体裁と裏の思惑は、彼の悪事を暴こうとしていく、、

なぜここまで、

急上昇し、彼らは成功していったのか?

そこに大きなポイントがある。

3つのポイント

ポイント1.優れた統率力、異常な実行力

ポイント2.狂気とも言える営業力

ポイント3.”普通”は望まない

 

最終的に、自らの欲が止まらなくなり、

アルコール依存症や、数々のマネーロンダリングにより、逮捕、

失敗に終わっていくジョーダンであったが、

結果としてここまで成功を収めた人間に注目をしない人間はいないだろう。

まとめ

”欲が強い男は、成功する。”

よくそういった聞きますが、それを完全に体現するジョーダン。

3時間の長編映画であるが、テンポが良く、どんどん作品に引き込まれる。

語り口調でジョーダンの成功秘話をテンポ良く説明してくれるので分かりやすい。

”いい時も悪い時もあるが、金はあった方がいい。”
”ここはチャンスの地アメリカ”

 

一般人には理解が追いつかないほどの “異端性”

一方で最悪とも言えるこの作品がここまで魅力的な映画として大ヒットを生み、

高い支持を受ける映画として君臨するには、

人間の本来の欲望と禁忌を派手に実行する、大きな成功を手にしたジョーダンに対し、

ある種の嫉妬や憧れを生んでいるのではないだろうか。

 

ジョーダンベルフォートというカリスマを作り上げたのは、

彼の持つ異端とも言える欲深さであろう。

 

世の中で成功を掴む経営者や、時代のトップランナーは、

異端性あるよく深さと成功への執念が関わっているのかもしれない。

 

成功者の過去に注目をすると成功へのヒントが詰まっているのかもしれませんね。

 

まだ見てない人は是非チェックを!

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SEEYA

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